2011年3月9日:2011春・九州旅行(第3日目・後半)〜福岡近郊で撮影(2)〜

 2011年3月7日〜10日の旅行記録、第3日目です。この日は一転、福岡県に場を移し、九州新幹線開通後大きく輸送体系の変わる鹿児島線の特急を中心に、貨物列車や415系電車なども狙って撮影しました。後半は駅撮りばかりですが。


行程 (第3日目前半含む)

No.乗車駅降車駅列車乗車車両
1博多#67:50原田#18:154321M快速門司港羽犬塚クハ813-1136/9北ミフRM113ほか
2原田#112:09弥生が丘#312:204123M快速小倉鳥栖モハ813-10015/6北ミフRM1001
3弥生が丘#113:19原田#313:27156M普通鳥栖門司港クハ813-1096/6北ミフRM109
4原田#314:09大野城#214:342154M普通荒木赤間クハ813-2226/6北ミフRM222
5大野城#216:13博多#216:262160M普通二日市赤間クハ813-2333/6北ミフRM233
6博多#316:43吉塚#116:46164M普通二日市門司港モハ414-192/4北ミフFM9
7吉塚#517:19博多#817:224653H快速直方博多クハ817-10094/4北チクVG1009
8博多#218:00小倉#718:413045M特急ソニック45号博多大分サハ883-26/7分オイAO2
9小倉#319:03下関#719:175226M普通小倉下関クハ411-5074/4北ミフFM507
10下関#919:40新山口#420:473568M普通下関新山口モハ117-1033/4広セキC103
11新山口#520:50徳山#121:333390M普通新山口岩国クモハ115-15392/2広セキT14

 場所を動いて、違った写真を撮影するべく、原田駅に戻りました。


 原田駅で下り列車待ちの間、4081レを撮影しました。ED761021牽引でした。

 原田からは下り列車で鳥栖方面へ向かい、比較的新しい駅である弥生が丘駅まで移動しました。この駅は島式2面の駅で見通しは良いのですが、普通列車しか停車しない駅ですので、本数は少ないと言っても通過列車に気をつける必要があります。また、築堤のような場所で、長時間ここにいたわけではないのですが、風が強く大変寒く感じました。12時は過ぎましたが、まだ光線は回っていません。


 ゆふ3号。本来は隔日でゆふDX号となるところですが、既にゆふDX編成があそぼーい!号に転用するための改造工事に入っているので、この時期にはのーまるのゆふ号に固定されてしまっています。


 かもめ23号・みどり11号ですが、こちらはハウステンボス号が不定期で併結されていないため、中抜けの9両編成でした。


 ここでのお目当てだったのは、こちらの4083レ。EF81302の牽引でした。常磐線転用の経歴からステンレス車体をローズピンクに塗装されている上、事故修復の関係で側面のコルゲートは取り外されてしまって平滑になってしまった珍車です。九州には何度か入っていますが、300番代ははじめて撮影というより記憶にある限り初めてみたと思われます。

 もう少しここで撮影し、415系狙いもあって再び北上します。途中、原田で再び貨物列車を撮影するだけでもう1度ホームに降り立ちました。


 4085レはED761016牽引。0番代車が来ないかと思ったのですが、またもや1000番代でした。

 原田ではこの列車だけのために降りたので、直ぐに上り列車に戻りました。残るターゲットは415系がメインです。前に被り付いて撮影しやすさと光線を見比べながら移動しましたが、階段位置や駅の奥の直線の長さで微妙な駅が多く、もう南福岡も近い大野城駅が、階段は前ですが、階段と線路の間に立ちスペースが合ったので、この駅で列車を降りました。


 門司港発の165MはFJ108編成。日中の415系は基本二日市止まりばかりなので、博多以南での撮影は微妙です。


 有明11号の787系4連。4連はオリジナルではなく、当初の9連を編成した過程で短縮した車両を活用して組成した後出しの編成であり、今回の旅行で初めて撮影したと思います。3月改正以後は日豊線で、にちりん、ひゅうが、きりしまの各列車を中心とした運用になるため、鹿児島線系統では見られなくなりました。


 2枚上の415系の1時間後の169M。この列車も415系です。こちらは南福岡のFM9編成。南福岡の運用で、1500番代の確率が高かったのですが、運良く0番代編成が来てくれました。1500番代だと帯色が違うとは言え、JR東日本にもまだ残存していますので、九州に来た意味がありました。


 見た目大差のない、787系6連のBM15編成。オリジナルの9連を短縮したときに6連と7連を作ったのですが、かいおう号充当分と言う感じに2編成だけ残して他の6連は7連に増結されて、改正前は数少ないグループです。と言っても、3月改正で7連は多客期以外6連に短縮されると言うことで、珍しくもなくなりますが・・・。

 日が回って逆行になってきた(曇ってきてあまり日が当たりませんでしたが)のと、このあとの運用を見ると、夕方になって博多以東に向けて運用が始まる415系を数本見られそうというのがわかったので、ここで列車に乗って博多へ戻りました。博多で一旦ホームに出たのですが、国鉄色編成が再び篠栗線に入るようなのを確認し、更に1駅乗車して、吉塚へ向かいました。博多→吉塚の3分間だけ、先ほどのFM9編成に乗車。


 お目当ては篠栗線の電車ですが、なんとか鹿児島線の上りホームから撮影できそうでしたので博多寄りで待つと、2164M海老津行きがやって来ました。南福岡で出庫しようとしていたのでわかっていましたが、門司港の415系100番代×2による8連。今回8連の415系はこの列車だけ撮影ですので、架線柱が煩いですが収めました。日が差したのですが、方向的に逆光で正面が潰れた上でビル陰で斑。100番代の更新車で門司港の車両なので当然ロングシートに改造済み。


 後追いのソニック38号。シャッターが遅れましたが、トリミングしたらなんとか処理できたので。日豊線北部で883系はちゃんと撮影してみたいです。A01編成なので、オリジナルのステンレス車で統一されています。


 篠栗線4652Hの快速直方行きは415系FM1501編成。実は、この編成、朝も篠栗線に見かけました。勿論元JR東日本車。まさか再開できるとは思わなかったのですが、よくよく見ると、1500番代は今回の旅行で結構見かけたのですが、原田の築堤で後追いを無理に撮影した以外、この編成のみしかカメラにも収まっていないです。


 次の篠栗線下り2648H新飯塚行きに朝も見かけたFM5編成。この編成には遭遇したかったとは言え、今回の行程では全くノーマークの福北ゆたか線で苦労しました。415系の中でも古参な編成なので、次九州に行ったときも残っていると良いのですが。(そういえば、九州で毎回見かけているのですが、いつも福北ゆたか線運用で見かけている・・・) 見てのとおり、上の写真との間に再び日が差しました。

 17時を過ぎまして、基本的にはここで撮影完了。夕方ラッシュで混雑するため、小倉まで移動する特急に並ぶために、直ぐに次の列車(たまたま篠栗線の列車が先に来るので選択)で博多に戻りました。時間的には有明24号にも間に合いましたが、既に帰宅客で長い列になっているうえ、列車が熊本(光の森)発で短編成なこと、787系は何度も乗っているので、スルーして、次の始発ソニック45号に乗車。自由席は席が埋まり、デッキに立ち客がいる混雑でしたが、かなりの客が小倉までの乗車でした。
 小倉では、20分ほどの乗り継ぎで始発の下関行きに乗り換えることになり、九州を後にするわけですが、入線してきた415系はFM507編成。南福岡車運用でしたので勿論可能性はあったわけですが、編成番号のとおり、元JR東日本車。既に朝段階で、JR東日本から移籍したほかの2編成(FM520、FM1501)は見かけており、遭遇率で考えれば来ると思っていなかった編成でした。さすが、小倉・門司〜下関は近いだけあって、帰りの通勤客でそこそこ混雑していました。関東で見慣れた500番代に揺られ、九州を後にしました。


 下関では階段を渡ってと言っても1分接続で小月行きの2両編成に接続するので、山陽線方面へ急ぐ客が乗り継いでいきましたが、私らは4駅先に行っても仕方がないので、約20分待ち。夕方時刻表を見たら、もう1本山陽線の列車があるではないですか・・・と言うことで、快速みすゞ潮騒4号新下関行き。自由席がある列車で、新幹線連絡のため下関で折り返して新下関まで行く列車ですが、平日と言うこともあってほとんどの客はここ下関で下車し、ガラガラになっていました。折角なので撮影。自由席車なら今のきっぷでも乗車は可能ですが、移動する理由はないので、見送りました。

 18時40分の117系の新山口行きに乗車。柳井以東、広島・西条まではこの列車の乗り継ぎが最終列車ですが、まぁそこまで行く人はこの時期ほぼはいないと思います(笑) 私たちも柳井以東までは行かないのでまだ余裕はありますが、ここで乗車。117系のラストナンバー編成であるC103。京阪神で新快速や快速で飛ばしていたのも今は昔。まだ車齢25年程度でもう全然新たしくないとは言え、スマートなスタイルはまだまだ頑張れるよ、と言ってくれているような気もしました。
 この列車で新山口に着くと、対面ホームに3分接続の岩国行きが停車中。しかし、2両編成なので、席はあるか、と思っていたら、なんとかボックスが1つだけ残っていたので、速攻乗り換え。席に着くと間もなく、同じように乗り換える客で立ち客が出ました。この日最後の乗車は徳山まで。21時33分着。徳山で一気に客が入れ替わる、とは言っても時間が時間だけに、降りるほうが多いですが。


 この日ラストになった3390MのT14編成。下関に転属していますが、検査周期の都合と塗り替える積極的な理由がないのか、福知山所属時代の塗装を纏ったままです。反対側のホームに移動して撮影しましたが、停車が2分なので、後ろ側の独特の顔は撮影できず。

 ということで、本日の宿泊地である、徳山着。周遊きっぷの帰り券は途中下車可能な片道きっぷなので、後戻りが出来ないことから、翌日の予定をみながら、ここを宿泊地に選びました。新幹線口側にある東横インにチェックイン。ビジネス客やら観光客っぽい人やらで思った以上にホテルは混んでいたみたいです。この日は夕食を何も調達していなかったので、ホテルに近いセブンイレブンで調達して、部屋に戻って食事となりました。チェックインとチェックアウトの時間が自由なことと安価なこと、チェーンでホテルの予約がやりやすいということで、東横インは重宝していますが、今回は何より、次の移動が楽というところでしょうか。翌日極端な早起きは不要なので、余裕を持って床につきました。

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